信濃美術館 元永定正展へ




- いろながれ かたちうごいて おどりだす -
信濃美術館で行われている元永定正展のテーマです。
幼稚園の先生に教えていただいて、いってきました。






元永定正さんは、絵本「もこもこもこ」「ころころころ」「もけらもけら」などの作者。
今回の展示では、陶器や針金、布などをつかったオブジェ、パフォーマンス、
イラストレーション、キャンバス画などが並び、
廊下や窓ガラス、池まで、元永さん独特の鮮やかな赤/白/青/緑/黄/オレンジのドットで埋め尽くされていて、
すみずみまで元永ワールド!
元永さんはインスタレーション、舞台芸術、パフォーマンスなどさまざまな表現を展開しておられて、大正11年うまれの82歳だなんて信じられない...........。
夏休みぼけのわたしの方が圧倒的に迫力負けしております...。笑

初期の油絵(1950年代、私がうまれる20年近く前の作品!)から現在にいたるまでの
元永さんの絵が追って展示されているスペースがありましたが、
初期のものは、キャンバスに力任せに色をぶつけちらしているような、
爆発的な印象をもたせるものでした。
それが年月を追う事に、グラフィカルになり、抽象的になり、
色も鮮やかになり、ユーモアに溢れていきます。
断然その方がいいのです。すごいです。大人の作品だなあ、余裕が感じられるなあ、と思いました。
こんなにカッコよく年をとれたらどんなにいいだろう.....。

元気がでてくる、とても楽しい展示会でした。









お盆はあいにくの天候だったけれども、
私達がお墓参りにいったときはぱあ、っと晴れて空には立派な入道雲がみられました。
なつやすみももうちょっとです。


2005.8.16




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