5年前、全く知り合いのいない村に赤ん坊を連れて引っ越してきて、
今までご近所をはじめ、子供や、地区の会や、数々の行事などをとおして、
いろんなひとたちと繋がりを持ちながら暮らしてきたなあ、と思う。
そんなみんなが、うちにふらりと遊びにきてくれることがとても嬉しい。
この週末も、友人ご家族達と一緒に飲み続け、食べ続け、
いろんなお話ができた。
県外からIターンされてきた人たちもいる。
嫁いできた人たちもいる。
村でずっと過ごしてきた人たちもいる。
子供をとおして普段おつきあいしていると、あまり見えないものだけれど、
まだ自由なひとり身の頃の話は、みんなバラバラで、
みんな家庭を築くまでにそれぞれいろんな経験をしていて、
そんなみんなが今同じ村で子育てしながら一緒に過ごしていることを思うと、
繋がりっていうのはまったく奇跡的なものだ。
お酒を抜きに(?)白馬の温泉に向かう途中で、
稲刈り直前の田んぼが、一面黄金色でかがやいていた。
風をうけてさらさらとおとをたてている。
わたしの暮らしている村は、
長野と白馬の間に取り残された感じで、人もすくなく、本当に小さい。
そぼくで、なんにもなくて。
でもいい村だと思う。
今その村が合併問題や廃棄物処分場問題で揺れている。
どう村が変貌を遂げるかははかりしれない。
そぼくなものがそぼくであり続けることも難しいことなのだと思うけれども、
私達は私達なりの視点で村をみつめ、
人々と繋がり続けていたいと思う。
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