昨晩がんばって作った胡桃の幼稚園のお誕生会用のケーキが、
なかなか美味しくできて自己満足にひたっている今日のnonkoである。
やっぱり素材だな。
美味しいとうふとメープルシロップのおかげ。

連休あけに胡桃がぜんそくの診断をうけ、
暮らしそのものを見つめ直すきっかけとなっている。

食べることがすべてではないし、掃除がすべてではないし、
気持ちよく眠ることがすべてではないし。
だからこそ流されがちな暮らしの基準をどこにおくか。

それは「欲」を大切にすることだと思う。

キモチ良く過ごしたい、美味しくごはんを食べたい、
などといった自らの欲に対しても、正直に向き合って、
子供のためにも前向きに純粋に努力していきたいと思うこの頃なのである。

豊かさの基準はひとそれぞれだと思うけれども、
音楽をきくこと、料理を作ること、本をよむこと....etc、
いろんなことで暮らしの風をいれかえ、栄養をとりいれ、
バランスとりながら暮らしは形作られていくのである。

なぜそう思うかというと、
ギタリストの押尾コータローのライブをテレビでみたから。
少し前のことだけれど、NHKのトップランナーに彼が出演していた。
彼のことはダンナから聞いていたり、
モントレーのジャズフェスのビデオをみたりしていたのだけれど、
その音色に全身がしびれて、すっかりノックアウトされてしまった。
私の中の音への感覚
が、すっかり乾いてしまっていたのね。
案の定涙が出た。

豊かな暮らしへのアンテナを子供にたくさんもたせてあげたい。
まして子供は「これから」を生きていく。
親の目的が「子供のアレルギーを改善すること」に留まるのではなく、
家族みんなが共に助けあいながら気持ちよく暮らしていけることを願って、
わたしの役割を再確認し、
自分の内なる「欲」のパーツも解放していきたいと思うのである。

なかなか現実との折り合いは難しいものだけれども、
(今の世の中をなげいていてもきりがないし。)
今まで影におしやっていたぶん、
えらそうなようだけれど、理想は大事にしていきたい。

ひさびさの自分へのいましめ。

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