自分のことを、「意志」が先立って積極的に行動する人間だとは思っていないので、読むことで自分の胸のうちがひもとかれることが多々ある。そして影響されやすい。困ったものです。

後ろを振り返り、ごそごそして忘れていたものを見つけだすことの多かった昨年。

冬の訪れと共に再び読むこととなった「手ぶくろを買いに」の文章の美しさに涙を流したわたしは、思い出したように銀河ステーションに立ち、今胸の中にどくどくと広く静かな銀河が広がっています。そして物語りの中にうずくまってちょっと安心しています。

絵本や物語をとおして、自分の安心できる世界を探したい。
空想下手なわたしの、淡い思い。


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