フウタから年賀状が届いたことが今年の初笑い。それは託児所のイキなはからいなのであります。

映画「ニューシネマパラダイス」の中で、映写室に入り浸り、フィルムの切れ端を大切にお菓子の箱に集めておくトト少年のことを母親が泣きながら執拗に叩き続ける場面がある。
はじめて観たのは10年前、ひとり暮らしをしている時で、それはただ単純に気分の悪い場面だったのだけれども、今ならふっとその母親を察することができるような気がした。そのシーンの背景に重厚なテーマがあるように感じるのだ。「生きていく」ことに対しての。

このお休みにそのシーンが何度となくふっと思いおこされた。
どういう年になるのか予測がつかない、気弱な牝羊...。

胡桃に声を荒げることなく、1日本当に気持ちよく会話を交わし過ごすことができたなあ、と思う日がほんのたま-にあるのだけれど、そんな日は「今日ママやさしかった。」と彼女は必ず寝床でつぶやく。まいったなあ、見抜かれているなあ。

フウタの横暴ぶりは合も変わらずだけれど、胡桃にもそういう時期があったものだ。何をいっても泣きわめく。昔はわたしもめいったものだが、ふん、君に大泣きされたって、平然と買い物くらいできるのさ。もうママは強いのだ。

てんやわんやの冬休みももうすぐおしまい。





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