gりんごDAYS.....
朝起きると、10センチ位雪が積もっていた。
ああ、ついに紅葉の写真を一枚もとることができなかった。
今年は秋が短かったからねえ、というわけではなく、
まばゆいばかりの紅葉の日々のうつろいを毎日眺めていると、
圧迫されて尻込みし、いつもタイミングをのがしてしまう、というのが実状だ。
久しぶりのお日さまに恵まれて、隣村へりんご狩りにいったのは、
もう2週間も前のこと。
空は青く、ねぎや野沢菜は収穫期を迎えていて、
木々には柿やりんごがみのっている、豊かな時期である。
とってはかじり、とってはかじり。
ちゃんと包丁持参で来られていた方にお借りして、剥いてやる。
わたしは子供達が豪快に食べ物をほうばる姿がとても好きだ。
家具作りをされている方がいらして、以前からお伺いしたいと思っていたのだが、
すぐそばだったので、おじゃましてきた。
薪があちこちに積まれ、レトリバーやウコッケイが実に気持ちよさそうにうろうろしている。
いいな、絵になる風景。
薪ストーブのやかんで入れていただいたコーヒーがおいしかった。
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このりんご狩りイベントを主宰されていたのが、お世話になっている幼稚園の先生だった。
夕方になって手のあいた先生に連れられて、おうちに遊びに行かせてもらった。
入園前からお世話になっている先生だ。胡桃のアレルギーのことは人一倍気を使ってくれている。
毎日ひとりひとりにとびきり元気な声をかける先生を、とても尊敬している。
胡桃もフウタもなんだかいつもと違う調子で、ちょっと緊張していたのかな。
でも先生のおうちの庭にはおっきな池があって、鯉や金魚をみつけてようやく笑顔がみられた。
私自身、「先生のお家に遊びにいく」ということがはじめてのことだったので、
お土産にいただいた袋いっぱいのりんごを、ことさら腕にずっしりと感じながら胸一杯の気持ちになって帰った。
毎日りんごをむいて食べる。
朝、おやつ、おふろあがり。
ミツたっぷりの見事なりんごは、みんなの大好物である。
そしてあのりんご狩りの一日を思い出し、
その度にひなたぼっこしているようなのんびりとした心持ちになっている。
021128