Happy birthday KURUMI.






4才を迎えた胡桃への最大の贈り物。デコレーションケーキ!
『クリームが食べたい』とちらりちらりと言っていた胡桃に、
卵と乳製品を使わないでクリームのケーキを作ってくださるところから届けてもらったのである。




テレとうれしさと緊張の入り交じった顔.....。『ふ〜していいの?』
早くしなさい。フウタが背後で鋭い目つきでねらっているのだぞ...。





『わ〜たべてもいいの?ありがと-。』
フランス菓子のお店のもの。味はさすがプロである。
わたしの作るものとは全然違う...と感心するダンナ。ふんふん。



4才。京都の小さな助産院で胡桃を産んで4年。
この4年の胡桃の成長、環境、暮らしの色、実にすさまじい勢いで変わってきた。

『内に閉じこもることなく、思いを素直に外に表現し伝えることのできるようになってほしい』と胡桃に願ってきた。
それは胡桃の持つ『卵と牛乳に対しての食物アレルギー』のことが大きく関係している。
世の中には今の胡桃の食べられないものが沢山ある。
万が一口に入れてしまえば、命にかかわる状態になる。
そんな中で生きていくためには、本人がしっかりと意志を持つことが不可欠だと思うからである。

お友達からバニラアイスをもらっても、
『いいのいいの、わたしたべられないんだよー、ごめんね』と言う。
コンビニいっても、
『くるみちゃんのたべられるものないねー』とつぶやく。
胡桃はそういうシーンで、いつもあっけらかんとしている。
親やまわりが『かわいそう』という視線を向けるのは、胡桃に対して失礼なことだと思う程。
幼稚園にお弁当を持っていっていることも自慢気だし。

わたしは、あっけらかんとした胡桃の持つその性格にずいぶん助けられている。

でもそれは、モノゴコロついたときからずっと自分と共に『食物アレルギー』があるからで、
食べたいものが食べられなくて『さみしい』とか、『つらい』とかいう思いが湧いてくるようなことがあれば、
それも内に溜め込むことなく、外に伝えることができるようになってほしいと思う。
伝えることで思いも少しは共有できると思うから。

その前に早く食物アレルギーも改善されるといいね。

たっぷりクリームのノンアレルギーケーキは、
すっかり口も達者になって成長した胡桃が今までがんばってきたことのささやかな御褒美。

おめでとう、胡桃。

この子も食物アレルギー持ち。見事な食い付きである....。

うれしいお手紙も。お日さまのお洋服を着た胡桃の絵!
日菜ちゃんありがとう.....!

日菜ちゃん、3才11ヶ月。
下界のコ(?)はもうひらがなが書けるのか?すごいなあ。







2002.9.18.




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