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春休みの思い出





空も、春の青になってきました。村の市にも青いお野菜が並んでくるようになりました。こどもたちが採ってきたふきのとうの味は、気持ちを一気に春モードにしてくれまました。




梅が花を開かせはじめたころ、大阪の母が遊びにきてくれました。
ゆっくりとまっていただくのも久しぶり。



胡桃の絵が展示中だったので、母もいっしょに水野美術館にいきました。切り絵をコラージュした花の絵です。胡桃も展示されている自分の絵をみにいくのは、とってもうれしそう。この美術館は日本画がメインで庭も立派。なんというか底力を感じさせる迫力がありながらも、実に繊細な作品が揃っていました。胡桃はしだれ桜の画のポストカードを買って帰っていました。



村の映画会でみた、忘れられない映画「キリクと魔女」。アフリカの村で生まれた(自らうまれてきた?!)キリク。村を呪い続けている魔女カラバのことを知るなり赤ん坊のような姿なくせに勇敢に理路整然と立ち向かって行く。全体の淡々としたテンポ。よけいな脚色のないすかっとした人物の振る舞い。母に抱かれるキリクの安堵の表情。
アニメ独特の子供へのコビみたいなものが一切ない、いさぎよい美しさがとてもすがすがしく、目がさめたような感覚さえ覚えました。見事なフランスアニメです。




2005.4.8





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