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いつのまにか



予防接種もむなしくインフルエンザに家族が順番にかかって、病院にもしつこいほど行って、自分も寝込んで、一日の境目がわからないようなばたばたとした日々を送っているうちに、いつのまにか月がかわり、ひなまつりも終わり、わたしは30才に。この「あっというま」感は、病気のとき特有の時空間をふらふら移動しているような浦島太郎感覚だけれど、気候の方もここにきてまた冷え込んで雪が降り続いていたりするので、すっかり体内時計が狂っているような気がする。

この間さまざまなことを考えた。考えたというか、悟ったというか。うまくいえそうにないけれども、自分の力とその限界や、自分の役割、自分のなすべきこととか、今まで見えているようで納得がいかなかったり、こなしながらもしっくりきていなかった部分とかに対して、まっすぐに向き合う覚悟ができた気がする。またおいおい書ければいいな、と思っているが、これはやはり20代の10年間を振り返って思ったことでもあり、今いる家族それぞれの位置を、あらためて受け入れる必要があったのだと思う。なにせがむしゃらに突き進んできたというのが20代の感想。よく頑張ったとも思うし、無茶したとも思うし、それらすべてを含めて、これからの私の役割を静かに受容すべきだと思っている。

いずれにせよ、来週からは家族全員が普段の生活スタイルに戻れそうなのでほっと一息ついているところ。




子供達といっしょに作った天むすたち。
(「どっちの料理ショー」を見てどうしても食べたかった。)
ひさびさに夕食らしい夕食。
ろくな食事がとれなかったので、とてもうれしかった。



2005.3.6.






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