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道路がなくなった


相次ぐ台風の襲来、新潟を震源地とした大きな地震、
余震も続くなかで、追い討ちをかけるような雨模様の本日。
私達の暮らす中条村の主道路が、30メートルにわたって下の川に崩落しました。
その瞬間がニュースでも報道されていたので、御覧になった方もおられるかもしれません。
ニュースの映像が決してバーチャルなものではないのだと実感する恐怖......。

村がふたつに分断された感じです。
先日の台風22号で、長野と信州新町をつなぐ国道19号線が崩壊し、
その迂回路として今回崩落した道路が使われていたので、
大きくみれば、長野と松本をつなぐ道が寸断されたことになります。
復旧のみとおしは、どちらもたっていません。
村中はゴーストタウンの様。

わたしは村のはしっこに住んでいるので、村中に入れない。幼稚園にも裏道を迂回して行きます。
逆に村中のひとは街に出るのにかなり迂回しなければでれない。
その迂回路になっている裏道も混雑しているので、2次3次被害が心配です。

今回のような大きな被害でなくても、村中ではあちこちに土砂崩落がおきています。

新潟中越地震では、ここも大きく揺れたけれども、
時間がたつにつれて、小千谷市をはじめとする新潟近辺のひどい被害状況が明らかになっていき、
報道を見るにつれて胸が傷みます。
災害は突然やってくる。わかってはいるけれども、それは受け止めるにはあまりに大きすぎる現実です。

そして報道されない部分でも被害を受けていたり、不安な気持ちで過ごしているひとたちは
多分沢山いることと思います。

それにしても、こんな風に相次ぐ災害で秋を過ごすとは思ってもみませんでした。
今日幼稚園に行くのに、今まで通ったことないような山の上の方を車で走って、
山の上の方は紅葉で赤く色付いているのが妙に染みました。

心配してメールを下さるかたもいらしてありがたいと思います。
不便にはなりましたが、だいじょうぶです。

地震や台風の被災者の方々が安心して暮らせる日が、一日でも早く戻ってくることを、
心から願っています。


2004.10.26





まこもたけのきんぴら




栽培が比較的楽なそうで、村おこしにと力を入れている地域も多いらしい「まこもたけ」。
村の市場でも見かけるようになったので、食べてみました。



竹のような姿で、しっかりした繊維だったのできんぴらにしてみましたが、
この食感がなかなかやみつき。
筍のような感じだけれど、イネ科で、マコモの肥大化した茎らしい。
歯ごたえがしっかりしていて、おまけに扱いが手軽だし、味もくせがなくて、
チンジャオロースみたいな炒め物から、茹でてサラダにしたり、スープの具にしたりと
幅広く使えそうです。

好みに合った食材が増えるのはうれしい...。


2004.10.23



ふとしたときに




先日までの風雨がうそのように、快晴に恵まれました。
工房のまわりをあるくと、
道ばたの小さな花がしっかりと太陽の方をむいて花びらを広げていました。
その姿がなんともたくましく感じられた昼下がり。

ふとしたときに、今子供達どうしてるかな、とか思います。
今日は幼稚園で年長さんがカレーパーテイを開くそうです。
じゃがいもを植えて収穫し、メニューを決めるところからはじまり、
年中さん、年少さん、その他園長先生や栄養士さんたちを“招待するんだ”といって招待状やポスターを作り、
役割分担を決めたり(クルミは案内係らしい...)、
みんなで店に買物にいったり(クルミはナタデココを買う役だったのに、なかったらしい....)、
今日のパーテイのために準備に準備を重ねていたようです。
うちの子は市販のカレールーが食べられないので、
「カレーの王子さま」を使って別鍋で作ってくださっています。(卵、牛乳など入っていないのです。)

年長さんは、園の中でも先頭にたって“しっかりしなきゃ”みたいな姿勢が見られるのがおもしろい。
子供達のこころの中にはちゃんと役割に対する自覚が芽生えているのです。
こういう日は、お迎えにいってどんな話が聞けるかとても楽しみです。


2004.10.22


台風のつめあと


今年の相次ぐ台風の襲来は、全国各地にそのつめあとを残しているようですね。
みなさんの地域は大丈夫でしょうか。
私のいる村も例外なくその襲撃にまきこまれ、道路が寸断し弧立している状態です。
こうやって通信ツールが無事なだけよかった方かもしれません...。

自然の猛攻撃にひっくりかえったようになると、
のどかな山村での日常生活のありがたみを、体で感じます。
そうやって自らの環境や暮らしのリズムを、あらためて振り返るいい機会としてとらえるべきなのだと思います。

家が崩れないか、とか裏山が崩れてこないか、とか
結婚する前はこんなに気を配っていなかったような気がする。
今は暮らしのリズムというものが存在し、守るべきものがある証拠かなあ、と思います。

早く復旧して落ち着くことを願うばかりです。



2004.10.21


おべんとう



おべんとうの時にはえびをいれる傾向があるなあ、とふと思う。
わたしは加熱していないえびに触れると、指がふくれてかゆみで何週間も苦しんでしまうので、
えびを扱うときはゴム手袋をする。
えびはおべんとうの時限りの、えび好きの子供達へのご褒美的な扱いである。

最近フウタが
「ごちしょうしゃま。ママが作ったごはんおいしかった。ぜーんぶたべちゃった。」と、
食事が終わった後必ずといっていいほど言ってくれる。
涙、涙....。
こんなふうに言ってくれる時期もいつまでかなあ。

04.10.15



稚児行列



3年に一回の村の宮の稚児行列。
行列の当日は青空に恵まれ、子供達はかわいらしく変身しました。




顔が真剣です。




村中を練り歩きます。



イヤイヤ全開のフウタをひきずって、なんとかお宮に到着。
おめかし好きのクルミは、お姫さま気分のようでした。

先日訪れた台風で、以前暮らしていた山の家のふもとの道路が崩壊し、
時折行っていた飲食店も流されてしまいました。
復旧のめどもたたず、
我が村の信号がふたつしかない主道路は、迂回路として混雑しています。
田舎の住民を支える生活道路。
人間が作り上げた暮らしのかたちも、
自然の猛威にはあっけなく崩れていくものなのだ、ということを実感しています。

04.10.11





どうぶつえんで



台風明けに、どうぶつえんにいきました。
レッサーパンダの赤ちゃんをみるのが目的だったけれど、
赤ちゃんはすっかり大きくなっていました。



リクガメに餌付けするクルミ。
とおまきにしかどうぶつを見れないフウタ。
まったくこの姉弟は対照的です。



新そばの時期になり、そば畑には実がたくさん。
美麻村の有名なおそばやさんに食べにいこうと出かけると、店は人で溢れかえっていました。
車のナンバーも関東や関西、とおくからの人がほとんどで、
毎年楽しみにやってきているのだろうな、と思いながらすごすごと立ち去るものの、
気持ちがそばモードだったので近所のおそば屋でざるそばをいただいたら、
やっぱり美味しかった!
そば好きの子供達。クルミも1枚ぺろりとたいらげるようになりました。




夜には村で花火大会。まっくらな幼稚園に行って見ました。
でも夜はクマ出没がこわいなあ。


2004.10.10








むむっ?


 
カクン。カクン.....。妙な動き。


 ねてまーす。


2004.10.4


秋の運動会






フウタにとっては最初。クルミにとっては最後。
子供達の願いがかなって、快晴の運動会。




ぐずぐずちゃんじゃないフウタを見たのは、はじめてかもしれない...。




ふたりとも、赤組でがんばる!




年長さんの組体操。
砂の上でも、小さな体で真剣。
そのまなざしに、親はうるうる.....。




みんなよくがんばったねー。すごいすごい。

運動会のことをどこまで理解しているのかわからないけれど、
フウタはかけっこもリズムもとっても頑張っていて、
そのケナゲな姿がとっても愛らしかった。

クルミはぐぐっとお姉ちゃんになった気がします。
ひとつひとつの動きが完全に成りきっている!

少ない時間で、よくここまでがんばって練習したなあ、と思うと
本当に感心します。
(キンニクツウのかあちゃん、情けない....。苦笑。)

2004.10.2




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