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2004.9.15(水) 写真を撮るテンション



夏の終わりから、WORKSHOPでお届け予定の漆モノの撮影をずっと続けている。

普段このページで使っているようなわたしの写真。
「日常生活の感じと解け合っていていい。」とメッセージをもらうことが多く、
わたし自身も、褒め言葉として嬉しく受け取っているのだけれど、
豊富なカメラの知識があるわけでもないので、
完全に感覚で撮っているのが、そのように写っているのだと思う。

WORKSHOPの品々の撮影のときはちょっと感じが違う。
実際ダンナの仕上げるものに触れ、
その美しい姿や手触りや使い心地のよさなどを、
充分に伝えたい(伝えなくてはいけない...)、という強いキモチが働く。
その結果どうも思うように撮れなくて、
日を変え場所をかえ、何度も何度も取り直しをすることがある。

そんな
時は邪念に振り回されているのだ、と思う。やっぱり、
素直に感覚でとっていると、よいモノが撮れるような気がするからだ。
モノを撮影するのは、本当にむずかしいと思う。
そして写真には、撮り手の心の状態がリアルに反映されるものだと痛感している。
恐くもあるけれど、
そういう意味で、ここのところ、ようやくテンションがノってきた。

わたしごときの写真でおおげさなようだけれど、
ずっと模索し続けながら撮り続けていると思う。
わたしはこれからもずっと、
自分自身の暮らしから逸脱しない範囲での写真を撮り続けていくのだろう。




2004.9.13(月) 街のひと 村のひと

先週は来客続きで、大阪から取材の方も来られた。
編集とカメラの方はかっこいいボルボに乗っていらして、
撮影されたPHOTOのポラをみせてもらうと、とってもかっこよくて、
おおっ、と感激していた私達。
遠くからいらして下さる方との時間は、気分転換となって楽しい。
その人の暮らしているところの空気が感じられる。




その日の晩は、義母と義姉達といっしょに、
山の上にある村唯一の宿“やきもち家”に泊まった。
平日で、宿泊客はどうやら私達だけのようで、
「こんにちわ-」と入ると、おっちゃんが上半身裸で首からタオルをかけてでてきた。
「おー、わりーな、こんなかっこうで...。」と言いながら部屋を教えてくれて、
「ごはんは6時でいいな。先にふろはいっていきゃいいわ。」とおっちゃん節炸裂。
あとでダンナ達がお風呂に入ったら、おっちゃんもお風呂に入っていたらしい。笑

アバウトといえばアバウトなのかもしれない。
だけど、こういう村のゆるい感覚を求めて来る人達がたくさんいるのも事実で、
無理のない田舎のスタイルも、それはそれなのだろうな、としみじみと思った。

夕食の席で、“千葉のお客さんから届いた”という梨とぶどうを
お盆いっぱいお裾分けしてくれたり、
翌日のおやき作り体験では、いくつかおまけしてくれたり、
帰りには「ありがと。またおいでな。」と見送ってくれたり。
きさくな応対はキモチがいい。

そういう私達も、
もう街の空気をもつひとではなくなっているのだろうナ。笑




2004.9.11(土) “いとこ”と一緒に




子供達の大切ないとこ「あやちゃん」一家とばあばが大阪からやってきて、
みんなおおはしゃぎで、めまぐるしく時間が過ぎ、
帰ってしまったとたん、クルミは熱を出して寝ている。笑
彼女たちにとってはまあそれはそれは興奮続きの数日間だったことでしょう...。

義母様の親族が集まって、子供達はその席で初めてカラオケを体験したり、
(とんぼのめがねを大絶叫で歌っていた...。)
我が村の山の上にある宿に泊まってお風呂で泳いだり、
(平日につき貸し切り状態。)
おやき作り体験をさせてもらったり。
レポはこちら。

常にあやちゃんのおもてなしに必死なふたりだったけれども、
ふざけるフウタにあやちゃんが「あかん!」といい、フウタが畏縮していたのには笑った。
(それにしても小さい子の関西弁はかわいいなあ。)

あやちゃんは唯一のいとこ(今のところ!)でもあるし、
ずっと3人仲良くいてくれたらいいな、と思う。





2004.9.4(土) 小さなお部屋



この夏から我家で共に暮らしているねずみ一家。
お父さんねずみはいつもパン屋の仕事で忙しそう。

朝おきるとテーブルに並び、日中は店内でくつろぎ、
夜になるとベッドで寝ている。
(クルミが随時こまやかにセッテイングするのである...。)




クルミがこのミニチュアの世界に完全にはまっている。
幼稚園でもアートスクールでも紙粘土で家具や雑貨を作っている。
私が黄色い粘土でポットを作ってあげたらとても喜び、以来ご愛用中だけれど、
ふたの把手のところは水色の粘土で作り直していた。妙なところにこだわるのである。




以前Sumiさんにプレゼントしていただいた“プチ部屋CAFE”も、
わたしの机の上から、ダイニングテーブルの脇に移動させて、子供達も眺められるようにした。
いつかねずみさんにもこんな素敵なお部屋が作れたらいいね。







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