day&day scrup 2004.7〜.
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2004.7.14 冷し蒸し茄子
友人作の立派な丸茄子の初物をいただく。
丸のまま蒸して、蒸し上がったらさいて、
きんきんに冷やしてショウガ醤油で食べる。
とろとろでおいしいー。
義父様は、長野の丸茄子を蒸したものをからし醤油でいただくのが好物なので、
先日丸茄子をお送りしたのだけれど、
いつも「おいしい野菜を食べることができていいね」と義母様はいう。
本当にそのとおり。ここに暮らすものの特権。
わたしなんて、畑をやっていないのに、すばらしいお野菜がいただけて、
しあわせこの上ない。
ピリ辛風や、胡麻和え風、ゆずポン酢など、
今年は冷し蒸し茄子のバリエーションを開拓してみたいと思っている。
2004.7.11 白い器
桜華書林の「黒田泰蔵展」へ。
この方の白磁のもつさらっとした石膏のような白。
広がり、ふくらみ、すぼむ。
ふくよかな体に、無数にろくろの筋目が入る。
ふちはきりりとうすく、全体をしめる。
白。無色かつ、完成された色。
これ以上ないのに、中庸的で、ひとを惹きこむ。
あまりの繊細さに体をこわばらせながらも、
花を生けた佇まいをあれこれ思いめぐらす。
2004.7.10 たこやき
我家のたこやきは、生地に卵を入れないかわりに、
豆乳と干しえびをいれる。
天かすとおねぎも忘れずに。
たこやきはクルミの大好物だといっていいかもしれない。
作っても作っても、山程食べる。
ソースもマヨネーズも、何も付けないで食べる。
それがうまいらしい。
ちなみにフウタはたこが入っているのが嫌なのだという。苦笑
わたしにとっては、ダンナが全部焼いてくれるというのが
なによりもごちそう。
本人もお酒を飲みながら、たこやきつついて、テレビでオールスター観戦は
至福のときだと楽しそうである。
2004.7.7 鬼無里村へ
祖父母参観日のために大阪から出て来てくださった義母様といっしょに、となりの鬼無里村へ。
いろは堂のおやきや、水芭蕉などで有名な村だけれども、
長野市との合併が決まっていて、この村の名前もじきになくなってしまう。
温泉のある村の宿に泊まる。
どこも静かで、草のにおいがして、
緑をやわらかくつつむ光が、時が止まっているのではと思わせる。
国の重要文化財である白髭神社の近くに、義母様の古い実家があって、
久しぶりにたずねてみる。
昔はりっぱであっただろうお屋敷も、老朽化が進んで、
今は若い大工さん夫婦が改修をしながら暮らしているという。
家の前には、一面“はなしょうぶ”が咲き乱れていた。
夜にもふたたび来ると、ホタルがふわりふわりと舞っていた。
村の人たちが交代でこのひそかなホタルの名所を守っているのだった。
今わたしのいる村も含めて、合併という問題は深刻だ。
小さな町村が生き残っていくには、さまざまな方面からの議論が必要で、
一概にそのよしあしを判断することはできないと思うけれども、
その土地にしかない豊かな空気の流れを乱すようなことにならないでほしい、と切に願う。
2004.7.6 手作りのおもてなし
ここのところずっと、卵牛乳ヌキのクッキー作りに試行錯誤していたのは、
幼稚園で『祖父母参観日』があり、活動後に催されるお茶会で、
PTAの手作りお菓子を出そう、ということになったからである。
うちのコのアレルギーにも配慮してくれた役員さん達と共に、
メニュー作りから、調理室での準備手配、試作作り、ラッピング準備等々、
脇役ながら取り組んできて、やあ、楽しかった。
メニューは「さくらんぼゼリー/抹茶とレーズンのクッキー/アーモンドと胡麻のクッキー」
前日役員達で作った500個以上のクッキーの焼き上がりを食べたときは、じんわり。
なんだか学生時代に課題を終えたようなひさびさの達成感にひたってしまった私である。
翌日、ゴザの上に並んだ子供達と祖父母のみなさんが、
なごやかにお菓子をつまむ。
うちのコがみんなと同じお菓子を食べることができたのは、やはりひときわうれしかった。
あまり周りのひとに気を使わせてしまうのも悪いなあ、という気持が、いつもどこかにある。
だけど、こう配慮してもらうと、やっぱりうれしい。
肝心の写真を一枚もとれなかったけれど、(苦笑)
いい思い出になりました。みなさんどうもありがとう!
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