子供を産んで育てるということが
とても大きなことで、自分でも抱えきれなかった頃、
気持ちの端々を、ひとつの本にして、
手製本としてサイトからおとどけしたことがある。
ずっと前、フウタが産まれてすぐ位のこと。

今でも時折、その本に寄せてくださった感想や、
大切にしてくださっていることなど、メッセージをいただく。

あらためて自分で読み返してみると、
私自身何かが以前と変わって来たなあ、と思うのである。





フウタが3歳になった。
まだトイレにひとりでいけないし、
‘さしすせそ’は「ちゃちちゅちぇちょ」になるし、
寝るときにはわたしの胸元をゴソゴソとしているけれど、
「オレはおおきくなったら、やちゃちいセブン(ウルトラマン)になりたいんだ!」といって、
戦いポーズをキメている彼。

だいすきなお友達もいるし、
大人の人たちには、
ひとことひとこと一生懸命何かを話そうとする。




あこがれのチョコレートケーキでお祝い。

わたしも主人も、なんだかすっかり親になってしまったなあ、という気がする。
子供がどんどん自分の世界を広げて行くにつれて、
親としても度胸がついてきたし、どっしり構えてきたし、
以前ほど涙もろくもなくなってきたような気がして、
正直少し寂しさもあったりする。

子供達が赤ちゃんだったときとはもう違うのだ、という線が、
引かれたような感じだ。ぼんやりだけど。

かわいいかわいい、だったこどもが、たくましく成長していくこと。
喜ぶべきことだし、親として受け入れていかなくてはいけない宿命。


『ふうた、ちゃんちゃいになったんだー。』と顔をしわしわにして言うフウタ。
これからも元気に育っていってほしい。



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