花のことは全然無知なのにもかかわらず、
春になったらあれこれ植えたい、と毎年懲りずに思い、
思いながらも全然手入れができていなかった我が家の小さな庭。
今年の4月は入院、療養してすごすこととなってしまったのですが、
わたしの留守の間、手伝いにきてくれていた母が子供たちと一緒に立派な庭を作り上げてくれました。
いつもばたばたと素通りしてしまっていた春の芽吹き。
その美しさを、今年の春はあらためて堪能できたような気がします。
5月の中旬の庭の風景です。
我が家の庭のさくらは遅咲きで、幸い退院後に花を咲かせてくれました。
待っていてくれたかのように。
満開の日々はあっというまにすぎて、若葉もぐんぐん成長してきました。
さくらの実を目当てに、たくさんの鳥がやって来ます。
チューリップは毎年少しずつ植え足しています。
おかげで何色のがどこに咲くかなんて覚えていないのですが、
それが楽しみでもあります。白や黄色のが真っ先に咲いて楽しませてくれました。
写真のものはかれこれ2週間位花開いていました。色が品が良くて気に入っています。
ピンクの筋の入ったのは、はじめの頃は淡いベージュにほんのり筋が入った程度だったけれど、
日がたつごとにピンクを濃くしていきました。
シャクヤクのような大輪のボタン咲きチューリップも華やか。
「ノースポール」
左は朝4時の。右はお昼すぎ。
朝は花もねむっているよう。
秋に思いつきで植えていた「グラジオラス」の球根も、ちゃんと芽を出してくれていました。
「鯛を釣っているような形の花うえたんだよ」と、
私の入院中に娘が何度も話して聞かせてくれた「タイツリソウ」。
これのことなのね、と実物をみたときは顔がほころびました。
細ねぎ代わりに重宝している「チャイブ」は、花がちょうど最盛期。
ジャーマンカモミールももう少しで小花が開きそう。
2006.5.17
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