人見知りということも知らないくうは、
人とあったら「おはよう」を連発し、
またふとした時に突然「おはよう」と言い出し、
「おはようだってさあ、おはようってばあ、もうおはようだって」と続き、
相手が返してくれるまでしつこくせまる。
彼女は起きてから寝るまで、なにかしゃべりまくっている。
それも早口で。
どれくらい早口かというと、
「とーきょーでずにーらんど、いくの」って1秒で言うほど。
これも毎日連発する。
非常にうるさい。
しずかだなあと思ったら、いたずらしてるか鼻に指突っ込んでほじほじしている。
そんな彼女、只今2才7ヶ月。
「反抗期」というものに入ったらしい。
頭がおかしくなりそうな日々。
ごはんに手を突っ込んでねちょねちょしてあちこちに擦り付けたって、
「本能本能...」とガハハと笑っていた今までとは違う。
「わざと」私を怒らせ、
「怒ったママ」を楽しむ。
言葉にしたら簡単なものだけど、
これ程憎たらしくて腹立つものはないのだ。
赤ちゃんがいるからあぶないから、ピヨンピヨンするな。
包丁使ってるから暴れるなっていってるでしょ。
歯磨きながらあばれるな。口にささるでしょ。
車がくるからママと手つなげ、っていってるでしょ。
パンツをはきなさい。ちゃんとふいたの?
「かんけいないもんねー。
たたかれたってイタくもないもんねー。げらげら。あい〜ん。」って感じ。
昨日は村の親子講座で、
「パンツぬげちゃった〜。」と
下半身裸でバカおどりをしていた。
そのくせ主張はする。
「りんご!」(ほっといたら1日2リットルくらいりんご酢ジュースを飲む)
「とうにゅうちょうだいよお!」(りんご酢がなくなった時。そして絶対こぼす。)
「ム−ミン見るの!」(何回見れば気がすむの?見せなければビデオを破壊する。)
「『だいじょうぶ、エリサ』は?」(ム−ミンの役を無理矢理させられる。全てセリフを覚えているので永遠に続く)
すぐに反応し従わないと、奇声をあげて暴れるのだ。
たたくし、こちらが寝ころんでいたら容赦なく蹴りが入る。
くうを力任せに殴る程理性は失っていないのだが、
とにかくわたしはモノを床になげつけたりして、怒りをおさえる。
はじめは泣き真似とかしてたけれど、それも疲れた。
自分の中の堪忍袋の緒が切れそうな予感がしたら、
わたしは「完全無視」にはいる。
蹴られたって、殴られたって、とことん無視する。
このあいだ、家で「ちっこでる」というのも無視していたら、
パンツも全部脱いで、そのまま外にでて、
わたしの車のタイヤ目掛けて
たちしょんをした。
今度
、
おまるにたっぷりたまったおしっこを、
くうの三輪車にかけてやろうかと思っている。
2001.6.24
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