久しぶりに浴衣に袖を通して出かけました。目指すは善光寺さん近くのかき氷やさん。
毎年長門屋さんでかき氷を食べるのを楽しみにしています。「昨年は梅シロップだったけど今年は宇治にしてみる」と計画をたてる娘息子。連日の猛暑で疲れ気味の体に、さくさくの氷が染みわたりました。
前に浴衣を着たのは、息子はまだいなかったので10年以上前。いうこときかない盛りの1歳すぎの娘を連れて主人の実家へ里帰りしたときに、義母が義姉とお揃いで浴衣を用意してくださったのでした。着付けてもらって、大阪くずはの花火大会に行きました。はじめての育児で必死でくたくただった時期でした。浴衣を着てでかけるなんて華やかなことは義母たちの協力なしではできなかったことで、うれしかったのを覚えています。娘が出店でぎゃーぎゃーいっていてすぐに退散したのですが、それでもとてもうれしかった。
そんなだったのに、久しぶりに私が浴衣を着ようと思ったきっかけは、娘なのでした。このごろ彼女とても大人っぽくなってきました。傍らで母もドキッとします。髪型やファッションにもこだわりがでてきて、友達からも情報を仕入れ、アクセサリーのたくさん載った雑誌をいつまでも飽きずに眺めています。おしゃれってパワー源だな、と娘をみていてつくづく感じるようになりました。とてもいい事だと思います。.......そしてはっとするのでした。我が身をふりかえって。もっと自分のお手入れをしたいな、と自然に思うようになってきました。それどころじゃない時期を経て、子供も随分と大きくなり、心にゆとりがでてきたということかもしれません。そんな流れで、浴衣の入った箱を10年ぶりに開けたのでした。義母はとても落ち着いた紺地に笹の葉柄の浴衣を用意してくれていました。今でも違和感なく着れそうでした。心弾ませ「ゆかたの着付け」の本を買ってきて着てみたものの、ちんぷんかんぷん。着付けの上手なミワちゃんに頼んで着付け教室をしてもらいました。上手なひとはさすがです。優雅です。うらやましい佇まい。かっこいいなあ....。私もあんな風に自然に着たいなあ.....、と帰って復習しても、必死で汗だく。これは慣れだね。またミワちゃんに先生をしてもらおう。
それにしても、なかなか浴衣を着る機会ってないものです。1回家で着付け練習後、浴衣で「龍馬伝」をみたのですが、いい感じでした。龍馬と同じ時代にいるような感覚で。笑
2010.8.8
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