クラスの役員さんたちが、やしょうま作り教室を企画してくださいました。
講師は、みんなの第2の母(!)、幼稚園でお世話になったM先生。
園を退職された後もご活躍はテレビや新聞、また人づてに伝わってきますし、
時々お会いすることもできて、いつも元気をもらっています。
「おとうさんおかあさんは変わらないのに、こどもたちはうんと成長したね!」
先生の元気な声がひびき、自然とみんながなごやかに明るくなります。
「やしょうま」とは、北信濃に古くから伝わる米粉でつくったおもちのようなもので、
2/15、旧暦の3/15(お釈迦様の命日)にお仏壇におそなえするそうです。
こちらでは時期にはスーパーにもたくさん並ぶので、
うちでも時々買って、おやつにしています。
米の粉500グラムに、お砂糖50グラム、塩大さじ半分をいれて混ぜたところに、
熱湯380ccを少しずつ注ぎながらはしで混ぜます。
アツイけれど、手でまとめていきます。
むかしのひとは素手でやったんだよなあ.....。
こねあがったらいくつかにちぎって平にまとめて、
蒸し器に入れて20分間蒸します。
蒸し布につつんだまま水につけて、ひやす。
そのあとひたすらにこねあげる。力仕事です。みんなたくましい!
ここからが楽しい粘度遊び(!?)です。生地のいろつけ。
赤色はピーツのすりおろし汁、茶色は純ココア、黄色はくちなしの実、
緑は抹茶、ごまやあおのりも用意してくださいました。
生地をちいさくちぎって色のもとにつけて、
生地をのばしのばして色を均等にしていくのがコツ。
色ごとにパーツをつくるのは、金太郎飴の要領でしょうか。
白い筒状の土台にきりこみをいれて、 ココア色で棒状にしたものを入れこみ.... また閉じる。 こんな感じで、
茶色を大2本、赤1本をうめこむ。
最後に全体をぐるっとピンクの生地でまるめこみます。
ころがしながらちょうど良い太さに調整して.....(これがむずかしい)
片栗粉をうすくまぶしたら、糸で切ります。ドキドキ緊張の瞬間.....!
きゃあ!パンダです。
縦長にすればおすまし顔、横長にすればたれパンダ。
ちびっこチームは、まるめてまるめて、 三色だんごの完成!
先生が「トラ」と「梅」のやしょうまをプレゼントしてくださいました。
図案を考えるのもたのしいよ、って。芸術品です。
ひょうたんのかたちをしたものは子供作。いわゆる定番のやしょうまのかたちです。
「小さい頃にこういう素朴な味をたべていると、
大きくなってから食べてもおいしいなあ、懐かしい味だなあ、といただけるの。」と先生。
滋味深いおいしさで、わたしはとてもすきです。
たのしかった!またがんばってお家でもつくろう!
2010.1.31