もう1月もおわってしまいそうだ。「さむいなあ....」という日々が続いている。



おじい様がお亡くなりになった。97歳。
義祖父は長野県教育史や長野市誌などの編纂に長くかかわってきた著述家だった。
おじい様の著書は、我が子の通う小学校にもたくさん並べられている。
あらたな本の構想をもとに最初の一ページにとりかかったばかりでいらしたそうだ。

昔から、優等生コースからははずれている旦那を
「おもしろい子だ」といってかわいがってくれたという。
以前家族で伺い「MWC.WORKSHOPとしてがんばっている」とお話をしたとき、
「ワークショップということばの生まれはねえ......」と昔の”勉強会”についてあつく語ってくださったのが思い出される。



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京都の同級生のご主人様から、妻は永眠いたしました、とお手紙を頂戴した。
あっちゃんは親よりも年上だったけど、いっしょに夜学で勉強し、
卒業前の作品展ではKちゃんと三人でとりくんで金賞をいただいて、抱き合って喜んだ。
長野のうちにも泊まりにきてくれたし、私達の展示会にもケーキをもってたずねてくれた。
「コバちゃんコバちゃん」といつも底抜けにあかるい声を出して。




義祖父は、「みんな元気で」と手書きで添えた年賀状をくださったばかりだった。
あっちゃんはお孫さんのことを毎年年賀状で報告してくれていた。
一枚一枚の賀状に思いがにじみ、たいせつにしよう、とおもった。




2010.1.26









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