娘は今、宿泊体験学習で、学校に二泊三日でお泊まりをしています。
村の象徴でもある虫倉山へ登ったり、
村の郷土体験としておやき作りをしたり、
皆既日食をみたり、
村をながれる土尻川の掃除をしたり、
スケジュールはいっぱいでしたが、
あいにくの雨でいろんな行事が中止になってしまったよう。

1日目の夜、学校の体育館にテントを張って泊まることになった子供達が、
学校内で「キモダメシ」をするというので、
私も参加している読みきかせの会で、こわーい話をしてあげることになりました。

夜八時の視聴覚室。
真っ暗の中、和ろうそくが灯る。
ひとりひとり語りをしていく。
学校の廊下のつきあたりの鏡では.......  
トイレでは.....
あの壁には.....
がいこつが......
あのノートには....
あの像は.......
語っている私達もぞくぞく。
子供達はきゃーきゃーいうというより、虚脱状態。笑

そのあと、暗くしかも工事中の学校内をふたり一組でまわって戻ってくるという企画だったのですが、(なんておそろしい....)
その企画を、娘が仕切っていました。
前にでて、みんなに問いかけたり、黒板に行く順番などを書いたりしていました。
その姿をしばらくずっと眺めてしまいました。

彼女が”自分自身”で作った友人関係の中での顔。
家で見せる顔とはまた違う。
ぐーたらしたり漫画読んだりしている顔とも違う。
こんな顔して、こんな感じで学校で活動したあと家に帰ってくるんだな。

彼女は彼女の尺度で生きている。
ほんの一瞬の姿だったけど、とても立派に感じられました。

娘は今日帰ってきます。どんなお土産話を聞かせてくれるだろう。楽しみです。


2009.7.23







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