新聞や雑誌をみてくださった方、ホームページをご覧くださっている方、今オーダー中の方、
父母親戚、木工の先輩方、おつきあいのあるお店の方、友人etc.....。
ギャラリーショップにいろんな方がゆっくり訪ねてくださるこの頃です。
静かな工房がぱあっと明るくなってうれしいです。


最近聞かせていただいたバターナイフにまつわるお話を。


あるお客様は、何度もギャラリーショップにいらしてくださっているのですが、
毎朝トーストにバターをぬるとき、家族でバターナイフの取り合いになり、
息子さんが一番を譲らず、しかもゆーっくりていねいに塗るもんだから遅くて、
他のひとのトーストが冷めちゃうので、もう一本買い足しにきました...、とのこと。
息子さんも何度かこちらにいらしてくださっていて、元気な様子を知っているので、
朝食のテーブルの様子が目に浮かぶよう。


あるご夫婦は、私達がMWC.WORKSHOPをはじめた当初からのお客様で、
2004年の恵比寿での展示会でお会いしたのですが、
最近ギャラリーショップに遠路はるばるいらしてくださって、嬉しい再会を果たせました。
転勤が多いそうなのですが、暮らしのものひとつひとつを大切に使っておられるのが
お話していても伝わってきます。
木のバターナイフが好きでいろんなものを見てきたけれども、
MWC.さんのは本当に使いやすくて、形も綺麗で、にぎったときの感じがここちよく、
朝食で使うたびにうれしくなります、と。
本当にありがたいです。


ある方はバターナイフをお使いくださっていて、
先日新聞でMWC.を取り上げてくださった記事をみてご連絡くださり、
「このバターナイフを手にするだけでふっと優しい気持ちになれます。
ただのマーガリンが特別なマーガリンになるので不思議です。」
とおっしゃってくださりました。ステキなことば!



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当初から、ほとんどデザインは変わっていないのだけど、
やはりひとつひとつ削っているから、微妙にかたちに違いがでてきます。
どのアイテムもなのですが、ぷっくり加減が製作年代でちがう。
それも手からうみだされたものならではかもしれません。
小さなバターナイフひとつにも、ストーリーがぎゅっとつまっていて、
MWC.の名刺的な存在です。



2009.10.8







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