「チキンスープ・ライス入り 12のつきのほん」
モーリスセンダック さく じんぐうてるお やく 冨山房


手に取ったときから心をぎゅっとつかんで離さない愛らしさをもつお気に入りの絵本。
手のひらサイズの小さな豆本です。
2009年は毎月この本を飾って楽しもう、と思い楽しみにしていました。
表紙から絵から、月のタイトルも文字も、とってもかわいんだもの。

おとこのこがほっかほかのチキンスープ(ライス入り!)を
毎月毎月ゆかいにたべます。
嵐がこようが、まじょがこようが。
海の中でもカメと一緒にスープをかきまぜるし、スープの川をワニにまたがり渡る。
センダックの描く男の子のやんちゃさは、なんて愛らしいんでしょう。
「かいじゅうたちのいるところ」ももちろん、
子供のゆめってゆかいで元気あるなあ。
一ページ一ページの詩は
「チキンスープ・ライス入り。」のセンテンスで終わります。
その心地よさも、楽しくよめるひとつの要因かな。

アイボリーのざらっとした紙の上に、少しひかえめなオレンジとブルーがのった
その質感もおきにいり。

雪ふりしきる今日、チキンスープがますます飲みたくなるなあ...!



2009.1.13



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