さすがにガタがきてしまって、4年ぶりに携帯電話の機種変更をした。
真っ赤なのを選んだ。持ってるだけでうれしい。

小物でも服でも、赤をきているとエネルギーが湧いてくる気がするから不思議だ。
私は白とかシルバーとかのイメージで、赤色の携帯を選ぶなんて珍しい、といわれたが、
今、私はエネルギーに飢えているのだ。自分でわかる。

気心知れた友人との会話からも、
(お土産もお菓子もしみじみおいしい。ただだべっていても元気がでてくる。)

自分が楽しみにしている活動からも、
(二本立てでも三本立てでもいい、ライフワークをもつのはいいことだ。)

暮らしまわりを囲むまっ赤に紅葉した山々からも。
(それにしても、今日は青空の下、赤や橙や緑の紅葉のコントラストは
見事だった。時間を忘れてしまったもの。)

ちゃんと体の中で心が流れているか.... 袋小路に迷い込んでいないか...
時々たしかめる。

人に対して「ありがとう」が言えない精神状態の苦しみとむなしさをふと思った。
「ありがとう」 そう言えると、言った方の心の中にも流れができる。入り口出口が整う。
人は元来「ありがとう」を言いたがっている動物のように思えて仕方がない。
席をゆずったりとか、ちょっとした気遣いで相手に喜んでもらえたら、
その日一日すっきりした気持ちで過ごせるのと同じように、
「ありがとう」をいっぱい言える心の状態でずっといれたらいいなあ、と思うのだ。

赤色の携帯電話の持つパワーで、
「ありがとう」のやりとりがいっぱいできますように!


p.s それにしても、携帯を憧れる子供が羨望のまなざしったら...


2008.11.6





day&day indexにもどる