北京、北京、そういえば北京にいったことがあることをおもいだして、
がさごそと写真をあさると、でてきた。
中学二年生のときのことだから、20年近くまえのことになるんだ!びっくり。
日中友好の使節団のひとりに選ばれて、中国の学生と交流しながら上海と北京を旅した。
市場のすえたにおい、夜の上海のギラギラした電飾、飲みもののビンのくすんだ質感、
中国の学生の授業を見学したときの張りつめた緊張感、
道のあちこちに干してある布団のきばみ、
公衆トイレの入り口でティッシュを売るおばあさんの目つき...。
今でもおぼえているのは、体で感じた感覚的なモノばかり。
帰国してすぐ、天安門事件がおこって、あの天安門で...と子供なりに驚愕したのだった。
あのとき優しく迎えてくれて、いっしょにスポーツしたり、踊りをみせてくれたりした
中国の学生さんたちのいっぱいの笑顔をおもいだす。
今このとき、自国で開催されているオリンピックに熱くなっていることでしょうね。
さくじつ、夜空に打ち上げられる大輪の花火を山の上から見下ろしながら
息子が放った名言。
「人間はなんでうまれてくるでしょうか? 地球をたのしむためです。」
ははーっ。おもわずひれふしてしまいそうになりました。
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