村で、いろいろなかかわり合いで、いろいろな方々にお世話になっている。
10年のあいだに移動もしたけれど、
今の地区には、お仕事場をお借りしたりもしていて、
地域のつながりがなければ、今こんな風にお仕事はできていなかったなあ、と感謝している。
お世話になっている区長さんに、居間のテーブルをつくってほしい、とご依頼を受けた。
和室の大広間をフローリングにして、大々的にリフォームされたという。
素敵な薪ストーブを入れ、あたたかな空間をつくられていた。
その中心におく、くつろぎのテーブルを。
全面的に主人を信頼しておまかせいただいたのも嬉しかった。
お納めしたテーブルは、コンパクトだけれど違和感なく納まり、喜んでいただけた。
ご近所様だけに、うれしさはじんわりと。
後日宴席に誘っていただく。薪ストーブと、お届けしたオーバルテーブルを囲んで。たのしかった。
前もっと山の方の家に暮らしていたときの感覚を思い出したりしていた。
幼いむすめと共にご近所のおばあちゃんのお宅によくお邪魔したりしていた頃。
今の場所にきてからは、子供もどんどん自分で歩んでいくようになり、
わたしもお仕事に没頭したりで、生活が昔とかわったものだなあ、と思っていた。
だからこそ、今ご近所さんのおうちに遊びにいかせていただけるのが嬉しかった。
家族や、やっていることをあたたかく受け入れてくれる人たちと
おはなしする、いっしょにごはん食べる、酒をくみかわす。しあわせなことだと思った。
2008.2.3